ポーカーの役とは:5枚の組み合わせの強さ
ポーカーの「役」とは、5枚のカードの組み合わせのことです。役には強さの順番が決まっていて、より強い役を持っている人が勝ちます。トランプはジョーカーを除いた52枚を使い、数字の強さはA(エース)が最も強く、K・Q・J・10・9…と続き、2が最も弱くなります。
役は10種類あります。日本で広く遊ばれているテキサスホールデムでも、手札を交換するドローポーカーでも、役の種類と強さの順番は同じです。
役の強さ一覧(早見表)
強い順に並べた10種類の役です。カードの例のうち薄い色のカードは役に関係しない残りのカード(キッカー)です。右側は、52枚から5枚を配ったときにその役ができる確率です。
- 1ロイヤルストレートフラッシュ同じマークのA・K・Q・J・10A♠K♠Q♠J♠10♠0.0002%4通り / 2,598,960通り
- 2ストレートフラッシュ同じマークで数字が5つ連続9♥8♥7♥6♥5♥0.0014%36通り / 2,598,960通り
- 3フォーカード同じ数字が4枚Q♠Q♥Q♦Q♣7♠0.024%624通り / 2,598,960通り
- 4フルハウススリーカード+ワンペアK♠K♥K♦4♣4♠0.144%3,744通り / 2,598,960通り
- 5フラッシュ5枚すべて同じマークA♦J♦8♦6♦2♦0.197%5,108通り / 2,598,960通り
- 6ストレート数字が5つ連続(マークは不問)10♣9♦8♠7♥6♣0.392%10,200通り / 2,598,960通り
- 7スリーカード同じ数字が3枚7♠7♥7♦K♣3♠2.1%54,912通り / 2,598,960通り
- 8ツーペアペアが2組J♠J♥5♦5♣A♠4.8%123,552通り / 2,598,960通り
- 9ワンペア同じ数字が2枚10♥10♠K♦8♣4♥42.3%1,098,240通り / 2,598,960通り
- 10ハイカード(役なし)どの役にもあてはまらないA♣Q♦9♠6♥3♣50.1%1,302,540通り / 2,598,960通り
上に行くほど強く、そして出にくくなっています。役の強さの順番は、そのまま「作るのが難しい順番」です。
各役の成立条件と覚え方
ロイヤルストレートフラッシュ・ストレートフラッシュ
同じマークで数字が5つ連続していればストレートフラッシュです。そのうちA・K・Q・J・10の組み合わせだけを、特別にロイヤルストレートフラッシュと呼びます。5枚の手札では約65万回に1回しか出ない、最強の役です。
フォーカードとフルハウス
同じ数字が4枚そろえばフォーカード、3枚と2枚の組み合わせならフルハウスです。フルハウスどうしの勝負では、まず3枚組の数字で比べます。K・K・K・4・4は、Q・Q・Q・A・Aより強い手です。
フラッシュとストレート
5枚が同じマークならフラッシュ、マークに関係なく数字が5つ連続していればストレートです。Aは10・J・Q・K・Aの一番上としても、A・2・3・4・5の一番下としても使えますが、K・A・2のように回り込む並びはストレートになりません。
スリーカード・ツーペア・ワンペア・ハイカード
同じ数字が3枚ならスリーカード、ペアが2組ならツーペア、1組ならワンペアです。どれにもあてはまらない手はハイカード(役なし)と呼ばれ、一番高いカードの強さで勝負します。5枚の手札では、ワンペアとハイカードだけで全体の約92%を占めます。
役が出る確率:5枚とテキサスホールデム(7枚)
5枚の手札の確率は、上の早見表のとおりです。テキサスホールデムでは、自分の2枚と場に公開される5枚の合計7枚から最も強い5枚を選ぶため、強い役ができる確率がぐっと上がります。
| 役 | 5枚の手札 | 7枚から選ぶ(テキサスホールデム) |
|---|---|---|
| ロイヤルストレートフラッシュ | 0.0002% | 0.0032% |
| ストレートフラッシュ | 0.0014% | 0.0279% |
| フォーカード | 0.024% | 0.168% |
| フルハウス | 0.144% | 2.60% |
| フラッシュ | 0.197% | 3.03% |
| ストレート | 0.392% | 4.62% |
| スリーカード | 2.11% | 4.83% |
| ツーペア | 4.75% | 23.5% |
| ワンペア | 42.3% | 43.8% |
| ハイカード(役なし) | 50.1% | 17.4% |
5枚の手札の数字は、2,598,960通りすべての組み合わせを数えた値です。7枚の場合は133,784,560通りの組み合わせから計算した値で、どちらも合計すると100%になります。7枚では役なしになる確率が17.4%まで下がり、ツーペアが約4回に1回できるようになります。
同じ役どうしの勝敗の決め方
同じ役の人が2人以上いるときは、次の順番で比べます。
- 役を作っている数字の強さで比べる(ペアならペアの数字、フルハウスなら3枚組の数字)
- それも同じなら、役に使われていない残りのカード(キッカー)を高い順に1枚ずつ比べる
- 5枚すべてが同じ強さなら引き分けになり、賭けた分を分け合う
たとえば、10・10・K・8・4と10・10・Q・J・9の勝負では、ペアの数字はどちらも10なので、残りのカードの一番高いもので比べます。Kを持っている前者の勝ちです。マーク(スペード・ハート・ダイヤ・クラブ)には強さの順番がないので、マークで勝敗が決まることはありません。
初心者が間違えやすいポイント
- 回り込むストレート:Q・K・A・2・3は役なしです。Aは一番上か一番下にしか使えません。
- ストレートとフラッシュの順番:フラッシュのほうが強い役です。出にくい役ほど強い、と覚えると迷いません。
- フルハウスの比べ方:ペアではなく3枚組の数字で比べます。
- ツーペアの比べ方:まず高いほうのペアで比べ、同じなら低いほうのペア、それも同じならキッカーで比べます。
- テキサスホールデムの手札:最終的に使えるのは7枚のうち5枚だけです。選ばれなかった残りの2枚は勝敗に関係しません。
腕試し:どっちの手が強い?
役の強さを覚えたら、クイズで確かめてみましょう。2つの手札が配られるので、強いと思うほうを選んでください。答えると、両方の役の名前と、なぜその手が勝つのかが表示されます。
強いのはどちらの手札?
52枚のトランプから毎回ランダムに配ります。記録はこの端末のブラウザにだけ保存されます。
ポーカーとお金:日本での注意点
ポーカーのルールや確率を学ぶこと自体は、もちろん違法ではありません。友人や家族とお菓子やお茶程度を賭けて遊ぶのであれば、刑法の賭博罪にはあたりません。刑法第185条は、「一時の娯楽に供する物」を賭けた程度であれば罰しないと定めているからです。
一方で、お金や換金できる物を賭けて遊べば賭博にあたります。インターネット上のリアルマネーのポーカーも、運営会社が海外にあっても、日本国内から賭ければ違法です。くわしくは「オンラインカジノは違法?」をご覧ください。ポーカーの基本的な遊び方は「ポーカーのルール」で解説しています。