ラスベガスのカジノは21歳から
ラスベガスがあるネバダ州では、21歳未満の人は賭けることができません。ネバダ州法第463.350条は、21歳未満の人が、自分で、または代理人を通じて、カジノのゲームやスロットマシン、スポーツへの賭けなどで賭けをしたり、勝ち金を受け取ったりすることを禁じています。賭けが行われている部屋や場所にとどまることも禁じられており、違反した場合は軽罪となります。
カジノを監督しているのは、ネバダ州のゲーミング管理委員会(Gaming Control Board)とゲーミング委員会(Gaming Commission)です。管理委員会は、カジノの関係者や施設を調査して許可を審査し、税や手数料を徴収します。ゲーミング委員会は、許可を与えたり、取り消したりする最終的な権限を持っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賭けられる年齢 | 21歳以上(ネバダ州法第463.350条) |
| 監督する機関 | ネバダ州ゲーミング管理委員会、ゲーミング委員会 |
| ラスベガス・ストリップのカジノの収入(2025年) | 約88億ドル(88億1,521万ドル、前年比0.03%増) |
数字で見るラスベガス・ストリップ
ネバダ州のゲーミング管理委員会が公表している報告書によると、ラスベガスの中心部「ストリップ」と呼ばれる地域のカジノの収入(客が賭けて失った金額の合計)は、2025年の12か月で約88億ドルでした。前の年とほぼ同じ水準です。
この金額は、旅行者や地元の人がカジノで失ったお金の合計です。カジノが大きな収入を上げ続けているのは、どのゲームにも、長く続けるほどカジノ側が有利になる仕組みがあるためです(「控除率とは?」)。
勝ち金にかかる米国の税金
外国人が米国のカジノで勝ったお金には、米国の税金がかかる場合があります。米国の内国歳入庁(IRS)の資料によると、次のように決められています。
| 項目 | 米国の扱い |
|---|---|
| 外国人の勝ち金(原則) | 30%の源泉徴収の対象 |
| ブラックジャック、バカラ、クラップス、ルーレット、ビッグシックスホイールの勝ち金 | 課税されない |
| 日本の居住者の賭けの所得 | 日米租税条約により、米国では課税されない(書類W-8BENの提出が必要) |
日米租税条約の第21条は、条約のほかの条文で扱われていない所得(その他の所得)は、受け取る人が居住する国でのみ課税すると定めています。米国財務省の説明は、賭けの所得をその例に挙げています。米国で課税されないからといって、税金がかからないわけではありません。日本で課税の対象になりえます。日本での扱いは「カジノの勝ちに税金はかかる?」で解説しています。
現金を持って米国に出入りするとき
米国の税関・国境警備局(CBP)によると、1万ドル(または同じ額の外国通貨)を超える現金などを持って米国に入る人は、申告の書類(FinCEN Form 105)を提出しなければなりません。家族などのグループで旅行する場合は、全員の合計額で判断されます。
日本に帰国するときにも、現金や小切手などの合計が100万円相当額を超える場合は、税関への申告が必要です。
ネバダ州のオンラインゲーミング
ネバダ州のゲーミング委員会が公表している、許可を受けたオンラインの事業者の一覧(2025年8月更新)に載っているのは、ポーカーの事業者2社だけです。ラスベガスのカジノの名前を使ったサイトやアプリであっても、日本国内から賭ければ、日本の刑法の賭博罪にあたることに変わりはありません。
日本の法律での扱い
| 利用のしかた | 日本の法律での扱い |
|---|---|
| ラスベガスのカジノを現地で利用する | 日本の賭博罪にはあたらない(刑法第3条の国外犯の一覧に賭博罪は含まれない) |
| カジノのサイトやアプリに、日本から賭ける | 日本国内からの利用は賭博罪(警察庁) |
| 勝ったお金を日本に持ち帰る | 現金などの合計が100万円相当額を超えると、税関への申告が必要 |
日本の刑法は、日本の国内で行われた犯罪に適用されます(第1条)。ネバダ州の法律で認められたカジノを現地で利用しても、日本の賭博罪にはあたりません。一方、帰国後に日本から海外のオンラインカジノで賭ければ違法です。くわしくは「海外カジノは違法?」「オンラインカジノは違法?」をご覧ください。
旅行先でも、のめり込みに注意
遊ぶ金額と時間をあらかじめ決め、負けを取り戻そうとして続けないことが大切です。帰国後に、やめられない、借金が増えたと感じたら、「ギャンブル依存症の相談先ガイド」の窓口に無料で相談できます。
ブラックジャックやルーレットのルールは、お金を使わずに練習できます(「ブラックジャックのルール」「ルーレットのルール」)。アジアのカジノは「マカオのカジノ」「シンガポールのカジノ」「韓国のカジノ」で紹介しています。